レコードの音の魅力は独特のノイズ

レコードの音の魅力は独特のノイズ

レコードの音の魅力として、独特のプチプチというノイズ音を上げる人もいますが、ノイズが雑音で気になって音楽に集中できないと感じる人もいます。
このレコード独特のノイズが発生する原因は、円盤に発生する静電気や汚れである事が多いです。
静電気や汚れが原因の場合の対処法は、湿式クリーナーで汚れと静電気を拭きとる事です。
湿式クリーナーを使う事で、円盤の表面に発生する静電気が起こり難くする事も出来ます。
さらにレコード盤の細かい溝の間に、埃が詰まっている場合には1度のクリーニングでは完全に落としきる事が出来ないので、何度も丁寧に拭き取る必要があります。
円盤に静電気が発生する原因は、レコードを包んでいる紙やポリ袋ですれて発生します。
その為専用のケースで保存する事も効果的です。
雑音の原因がプレイヤーとかオーディオ機器の場合もあり、円盤の溝に接するハリが削れたり変形してもノイズが起こります。
円盤が新品なのにノイズが出る場合には、針の状態を確認して新しい物に付け替えれば改善します。

癒しを求めてたどり着いたのが古いレコードでした

音楽はやはり生で聴くのが一番だと思いますが、日常の中では限られた時間帯になってしまいます。
その生の音楽を思い浮かべて、臨場感ならCDなどクリアな音源で聴くのもいいのですが、一度レコードをお聴きになるといいかもしれません。
癒しという点ではCDや生ライブ発信などより勝るでしょう。
特に古いレコードの持つ少しざらついた質感は、聴く人の心を落ち着かせてくれます。
若いかたには馴染が薄いかもしれませんが、一度手にとってご覧になる価値はあると思います。
レコードを聴くためにはプレーヤーが必要ですが、その出費をしても尚返ってくるものがあります。
ライブを録音した過去の貴重なものを聴いていると、拍手やざわめきなどが少し粒子が揃っていないような印象を伝えてきますが、それがとても心に染み入ってくるのです。
その場で聴くのとは違う想像力が作用するのでしょうか。
隠れた魅力がほの見えていいものです。
レコードが伝えてくれる癒しはなかなか捨てがたいものです。

筆者プロフィール

秋田県秋田市生まれ。
地元でレコードの販売も行うカフェを経営。
レコードの魅力を伝える記事をネットで公開しています。